郷土の食

凍り餅

諏訪の凍り餅についての最も古い記録は、徳川3代将軍家光の晩年、正保・慶安(1650年頃)の頃と推定されます。
民間で作られるのは許されず(諏訪家所蔵雑幕中)、高島藩城内の氷餅部屋という所で鄭重に作られ、藩主から幕府への献上用の品として用いられたり、諸大名にも配られたようです。民間で製造出来るようになったのは、明治維新(1868年)後のようです。
凍り餅は、上等な糯米を原料とし、1・2月の厳寒期に天日乾燥で作ります。
郷土食豊か、衛生的で長期保存に堪え、特有の風味と滋養に富む、素朴な味と香りで、子供達のおやつとしてそのまま用いたり、熱湯を注ぎ砂糖やハチミツ等で好みの味付けをして飲用するなど、病人等や離乳食にも最適な食べ物とされています。

  • 材料と分量
    もち米・・・・・適量
    障子紙・わら

作り方・調理方法

1)普通につき上げた餅は、10cmx3cmに切り分ける。

2)障子紙を13cm巾で15cm位に切り、餅をくるくる巻く。

3)5ヶくらいずつわらで連にして、水につけておく。

4)寒い夜に、水からあげて日陰で乾かす。

※そのまま食べても可。

※水で戻してフライパン等で焼いて食べても良い。

 

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