歴史文化

萩倉砦(はぎくらとりで)

下の城・萩倉砦

所在地 下諏訪町東山田内林
立 地

上の城から下る尾根の末端で、下諏訪社中学校の裏山になる。鋳物師沢を挟んで下の城と相対する位置で比高は約80mであるが、東山田の集落より一気に高まっているので、見晴しはまことによい。 中山道の通る砥川の谷を挟んで東側に山吹城があり、指呼の近さである。西側の鋳物師沢側は、澤そこから40mほどで、そこに廊下状に沢があり、砦の尾根状の道とが合流する200mほど上流に馬飼場の地名が残る。 標高928m 比高80m

城主・城歴

伝承・資料は全くなく不明。位置関係からして、上の城・下の城に関連するもので、同一の築城者によるものと推定する。和合峠への古い道が東山下の小野田を通っているので、その道の監視の砦で、上の城の番所もしくは見張り台と言った類いのものと思われる。 萩倉は、東下の星ヶ丘の古名で、この砦を萩原砦と仮称したが、永正15年(1518)に金刺氏が自落する「萩倉の要害」と混同される心配はある。鋳物師沢砦と呼んでもいいところである。

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